ブラウム

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ブラウム

ブラウム

Braum

使い方

  • 味方と協力して「漢の拳」を有効活用しよう。「漢の拳」でマークした対象を、味方に積極的に通常攻撃してもらうのだ。
  • 「不破の盾」で防御力の低い味方の前に移動し、敵の遠距離攻撃から守ってあげよう。
  • 「氷河の裂溝」は強力なスロウゾーンを出現させる。戦略的に配置して敵チームを分断し、敵の侵攻を食い止めよう。

倒し方

  • ブラウムは「漢の拳」をスタックするために、まず「冬の凍瘡」か通常攻撃を命中させる必要がある。
  • もし攻撃を当てられたら、さらに3回攻撃されてスタン状態になる前に戦闘範囲から離脱しよう。
  • ブラウムのアルティメットスキルは発動までの時間が長いので、この隙を利用してうまく回避しよう。
  • また、発動後も氷の地割れを踏むとスロウ状態になってしまう。逃げるときは地割れを踏まずにすむ位置に移動するのが重要だ。
  • 「不破の盾」は構えた方向からの攻撃をブロックしてしまう。効果が消えるまで待つか、別方向からの攻撃を狙おう。
スキル

漢の拳

漢の拳
通常攻撃または「冬の凍瘡」が命中するたびに、敵ユニットに「漢の拳」がスタックする。
ブラウムか味方の通常攻撃でスタックが増え、4つスタックすると対象にスタン効果を付与する。

冬の凍瘡

Winter's Bite
盾から氷の塊を発射し、最初に命中した敵ユニットに魔法ダメージとスロウ効果を与える。

命中した敵には「漢の拳」がスタックする。

ワシに任せとけ!

Stand Behind Me
指定した味方ユニットのもとへ跳躍する。付近に敵チャンピオンがいた場合、対象と敵チャンピオンの間に着地する。着地したあと、自身と対象の物理防御と魔法防御を数秒間増加させる。

不破の盾

Unbreakable
指定方向に巨大な盾を掲げ、数秒間すべての遠距離攻撃を体を張って食い止める。盾を構えている間は移動速度が増加し、最初に盾に当たった攻撃のダメージを無効化する。盾を構えている間、同方向から来る攻撃のダメージを軽減する。

氷河の裂溝

Glacial Fissure
盾を地面にたたきつけて指定方向に地割れを起こし、周囲にいる敵と地割れのライン上にいる敵をノックアップする。
地割れは短時間持続し、範囲内に入った敵にスロウ効果を付与する。

チャンピオンストーリー
「それじゃあ、寝る前にお話をしてあげようかね」

「おばあちゃん、あたしもうそんな歳じゃないもん!」

「お話は、いくつになっても楽しいものだよ…?」

少女はしぶしぶベッドに潜り込んで待った。おばあさんを言い負かそうとしたって無駄なのだ。窓の外では風がヒュウヒュウと吹きすさび、吹雪は悪魔のように渦を巻いている。

「そうだねえ… じゃあ、氷の魔女のお話はどうだい?」

「それやだぁ…」

「だったら、ブラウムのお話にしようかねぇ?」今度は少女が黙っているので、おばあさんは微笑んだ。「ブラウムのお話はたくさんあるからねえ。おばあちゃんもね、おばあちゃんのおばあちゃんから、よーく聞かされたものだよ。ブラウムがこの村を大きなドラゴンから守ってくれたときのことや、ずっとずっと昔に、溶岩の川をすごい勢いで下っていったお話や… ああ、そうそう…」おばあさんは言葉を切り、唇に指を当ててからこう言った。「ブラウムがあの盾をどこで手に入れたのか、話したっけね?」

少女は首を横に振る。暖炉の薪がはぜると、風は静かになった。

「昔々、この村を見下ろす山に、ブラウムという一人の男が住んでおりました」

「知ってるよ!」

「ふふ…ブラウムはずっと自分の牧場で、ヒツジやヤギの世話をしていましたが、それはそれは心の優しい男で、いつも朗らかに笑っていました」

「そんなある日のこと、大変な事件が起きてしまいました。ちょうどお前くらいの歳の、幼いトロールの男の子が山を登っていると、山の斜面に宝物庫を見つけました。入り口には大きな石の扉があって、扉の真ん中には『真なる氷』の欠片がはまっていました。扉を開けたトロールの男の子は、それはもうびっくり仰天。そこにあったのは、金銀財宝、宝石の山… 目もくらむような宝物の山だったのです!」

「でも、その宝物庫は、氷の魔女がしかけた呪いのワナでした。トロールの男の子が中に入ると、魔法の扉がバタンとしまり、男の子を閉じ込めてしまったのです。どんなに一生懸命押しても引いても、扉はびくともしません」

「そこへ通りかかった羊飼いが、男の子の泣き声に気づきました。すぐに村中の人が駆けつけましたが、力自慢の戦士たちにも、扉を開けることができません。男の子の両親はすっかり取り乱して、母親の悲しげな泣き声は山中に響きわたりました。誰もが諦めかけたそのとき…」

「驚いたことに、遠くから笑い声が聞こえてきたのです」

「ブラウムでしょ!」

「そうだよ。お前は賢いねえ…。村人たちが泣く声を聞きつけたブラウムが、山の斜面をのっしのっしと下りてきたのでした。村人たちはブラウムに、トロールの男の子と扉の呪いのことを話して聞かせました。ブラウムはニッコリ笑ってうなずくと、宝物庫のほうを向いて、扉の前に立ちました。ところが押しても引いても、拳で叩いても足で蹴っても、ちょうつがいを外そうとしても、扉はぴくりとも動きません」

「どうして?ブラウムは世界一の力持ちなのに!」

「そうだねえ、なんでだろうねえ…?」おばあさんはそうこたえて、話を続けました。「それから四日と四晩、ブラウムは岩に腰かけて、どうしたらいいかと考えました。なんといっても、男の子の命がかかっていたのです。」

「そして五日目の夜明け、ついにブラウムの目は輝き、顔には満面の笑みを浮かばせました。『どうやらこの扉は通れんようだ』とブラウムは言いました。『ならば、通るのは――』」

あたまをひねっていた少女の目が、大きく見開かれる。「山だ!」

「『山だ』。よくわかったねえ。ブラウムは山の頂に登ると、地面に向かって拳を振り下ろし、下へ下へと山を掘り進んでいきました。ブラウムが拳をたたきつけるたびに岩は砕け石が飛び散り、やがて彼の姿は山の地面の奥深くに沈んで見えなくなってしまいました」

「村人たちが固唾をのんで見守るなか、ついに扉を支えていた岩が崩れました。巻き上がった砂ぼこりが落ち着くと、そこには宝の山を背に立つブラウムの姿があったのです。もちろんその腕には、ぐったりしているけれど嬉しそうなトロールの男の子が抱かれておりました」

「やっぱり! ブラウムならやれると思ったの!」

「ところが、喜んだのもつかの間、辺りが激しく揺れはじめました。ブラウムがトンネルを掘ったおかげで、なんと山の頂が崩れてきたのです! ブラウムはとっさに魔法の扉をつかみ、盾のように頭の上にかざすと、崩れてきた山から村人たちを守りました。すべてが収まったあと、扉を見たブラウムはびっくり仰天。なんと傷一つついていません。この扉には不思議な力が宿っているに違いないと、ブラウムはそう思ったのでした」

「それからというもの、ブラウムはこの魔法の盾をずーっと手放しませんでしたとさ」

少女は興奮を隠しきれない様子で、背筋を伸ばして座っている。おばあさんは少し待って、それから肩をすくめると、立ち上がった。

「おばあちゃん」少女が呼び止める。「もっとお話して?」

「また明日ね」おばあさんはにっこりして少女の額にキスをして、ろうそくの火を吹き消した。「さあ、もう今夜はお休み。お話なら、まだまだたくさんあるんだから」