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[ジャングルガイド]Jungle 101 by Ashiary - #2 Playing as a Jungler[翻訳]

執筆者: しみず (最終更新日: 2018-02-16 02:59:12)

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このガイドはバージョン 8.3.1 の時に書かれたものです。ガイドが書かれた後に新しいパッチがリリースされています。
アイテム等が削除されていたり、効果が変更になっている可能性がありますので、ご注意下さい。
このページは、Ashiary氏によるJungle 101 by Ashiary - #2 Playing as a Jungler(オリジナルはこちら)を日本語化したものです。

Jungle 101 by Ashiary - #1 Jungle Basicsに続く二章目となっているので、併せて読むとよいかと思います。
日本語版はこちら


一応お断りさせていただきたいのは、私は翻訳はおろか英語も素人ですので、全然意味が違うようなことが万一ありましたらコメントにてお知らせください。

翻訳の都合上大意を変化させない範囲で改変している部分があります。
イントロダクション


こんにちは。私はAshiaryです。SEAとKRサーバーでプレイしています。
私はLeague of Legendsの元プロ選手で、現在はコーチ、理論構築、教育コンテンツのクリエイターをしています。

私は2015年にコーチやクリエイターとして働くまで、3シーズンに渡って競技シーンのプレイヤーとしてのキャリアを積んできました。
Solo Queueで最高ランクを達成し、マークスマンを除くすべてのロールについて指導をしています。

競技シーンでは、Challenger Seriesでメインジャングラーとしてプレイしており、また、Collegiate Tournament(大学リーグ)ではトップ8の成績を修めました。
コーチとしては、High School Tournament(高校リーグ)でトップのチームを指導し、また、小さな大会に出場するたくさんのアマチュアチーム も指導しました。

私はコーチングに真剣に取り組み、最高のコーチになろうと努力していて、指導するチーム全体またはメンバー個人にとって教育的な価値を高めるための本や記事を読んで知識を増やすことを大変楽しんでいます。



Jungle 101 Seriesの第2部、Amateur レベルへようこそ 。
私のBasicガイド(原著弊訳)を楽しんでいただけたか、ガンク、ルート選択、正しい意思決定などについてお話するこの章を楽しみにして頂けていたなら幸いです。


ガイドを始める前に、作成が遅れたことを謝罪します。言い訳に聞こえると思いますが、今月は物凄く忙しくて、健康上の問題があり検査のため病院に行っていました。また、今月からシーズンが開幕し、ドラフトなどについて考えなければならず、ガイドに集中できる環境ではありませんでした。ガイド作成に使える時間が週末しかない事も残念です。

私は現在医療費を払わなければならず、金銭的に困っています。(証明
薬代はどうにか払う事が出来たのですが、手術代は払えていません。もし読者の皆様の中で私を支援してくださる方がいらっしゃいましたら、Ko-fiPaypalで寄付をお願い致します。
願わくは体調を安定させて、ストレスなくガイド作成を続け、クオリティを維持したいです。


もし私の健康状態についてやAdvancedレベルガイドについて知りたい場合や、私にアドバイスして欲しい事がある場合は、Discordサーバーに参加してみてください!

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ジャングラーのタイプ
それでは始めましょう!
ジャングラーは大まかに分けて二つのカテゴリーに分類できます。草食と肉食です。草食とはつまりファーム重視のジャングラーで、肉食とはガンク重視のジャングラーです。


草食ジャングラー(ファーム重視ジャングラー)
あなたはファームに専念することも出来ますが、可能なら序盤の手助けを必要としているレーンを無視するべきではないです。そのようなレーンは簡単にガンクできることが多いです。もしそうでないなら、あなたの存在はプレッシャーをやわらげるのに十分です。簡単なガンクチャンスがあれば常に行きましょう。下で述べるのは詳しく知りたい場合のためのより詳細な説明です。

草食ジャングラーはファームをして出来る限り早くアイテムを買ってパワースパイクにたどり着くことを好みます。イブリンやシヴァーナは良い例です。
イブリンのスキルセットには距離を詰める良いスキルが無く、チャームは発動するのに時間がかかります、また、序盤のダメージはとても低いです。しかしイブリンがレベル6になると、彼女のパッシブのインビジブルが発動して序盤のゲームメイクをすることができ、インビジブルとultによるキルによってsoloQにおいて大きな影響を与えることができます。
シヴァーナはパッシブがあるので、主な狙いはドラゴンを確保することです。シヴァーナのスキルセットはドラゴンフォーム(ult)が無いとガンクが苦手で、敵にたどり着く前にCCで逃げられてしまいます。しかしブラッドレイザーとフローズンマレットが完成したシヴァーナの中盤は強力で、彼女はタンクにもキャリーにも有効になります。

アドバイス
ファーミングジャングラーをプレイしているからと言って、助けを必要とするレーナーを無視してよいと考えないこと。もちろん、"でも、ガンクが苦手なスキルしかもっていないし、キルを取れない。だから時間の無駄なのでは?"という疑問があると思います。"ジャングルの役割"の項で言ったことを覚えていますか?あなたは彼らのチームメイトです。どのレーンがあなたの助けを一番必要としていて、どのレーンが最もインパクトを持っていて、どのレーンが最も簡単にプレッシャーをかけられるか考えましょう。つまり、もしレーナーが不利なマッチアップであれば、ファームを中断してアグレッシブな敵の動きを咎めることを厭わない姿勢を見せて彼らのプレッシャーを和らげることが出来るという事です。このことは敵チームに対して、気を付けてプレイしなければガンクされるという怖さや疑いを与えるでしょう。

例えばミッドレーンで、タリヤがベイガーのような相手に対してロームの圧力をかけるために毎ウェーブプッシュしたいとして、タリヤがウェーブクリアのために攻めている時にあなたがミッドへ現れれば、ガンクがそれほど強くなかったとしても、(イブリンを例にとれば)後ろから入ってチャームを貯めればベイガーのスタンと合わせてキル、もしくはフラッシュを奪うことができる可能性があります。

以上が草食ジャングラーについてです。


肉食ジャングラー(ガンク重視ジャングラー)
基本的に肉食ジャングラーは草食ジャングラーと正反対の性質を持つ、ゲーム序盤でダメージが出て、モビリティに優れているチャンピオンのことです。彼らはゲーム序盤の強さを押し付けてプレッシャーを与えることでアドバンテージを得て、あわよくばキルを獲得してスノーボールし、制御不能になることを狙います。リーシン、カジックス、エリスは肉食ジャングラーの良い例です。

エリスを例にとると、彼女はそれなりのダメージとgap closeとスタンを持っていて、序盤向けのアイテムビルドにすることで高い機動力を得られます。エリスは全部のコンボを入れた後クモの糸でターゲット不可となってタワーのアグロを外すことが出来るので、タワーダイブもこなすことが出来ます。
また、ジン/レオナのボットレーンのようなキルレーンと組み合わせることで、彼らと共にタワーダイブをすることでキルと取るか、彼らをタワーから引き離すことが出来ます(正しくプレイすれば普通はキルが取れます)

フルヘルスかつサモナースペルのあるボットレーンにレベル3のエリスでダイブする動画を例として撮りました。
リンク

彼らはCCチェインによってサモナースペルを使えず、私たちは彼らが動けるようになる前にキルを取る事が出来ました。このガンクを繰り返すことよってボットレーンはスノーボールし、制御不能となりました。

パッシブなレーンにガンクすることを強いられた場合はどうすればよいのか?心配いりません。以前述べたように、ガンクしてあげるレーナーがナサス、ベイガー等のようなパッシブなチャンピオンだとしても、あなたはレベル3で十分なダメージを出すことが出来るので、相手の脅威となりえます。
覚えておいて欲しいのは、レベル3で強いからと言ってうぬぼれてはいけないという事です。戦うかどうか慎重になって、あなたの近くにいるのはだれか、もしうまくいかなかったらどうやって逃げるか、敵の援軍は何処から来ることが出来るかを見極めましょう。
また肉食ジャングラーは、あなたのチームの誰にスノーボールしてゲームに影響を及ぼして欲しいか(あなたと共に)理解するべきということは注意してください。例えば、ダメージが出て、敵を捕まえる機動力のあるルブランをスノーボールさせることはゲームをテンポアップさせるでしょう。これは"Lane Priority(レーンの優先度)"呼ばれていますが、このAmateurガイドでは一人にあなたのリソースをすべてかける事を知る前に学ぶべき沢山の基本事項があるため、説明しません。


オススメのジャングラー
これは完全に私の好みと経験によるものです。沢山の人からどのチャンピオンがをおすすめかを聞かれますが、私はミクロよりマクロ派なので、ジャングルをプレイする時は操作が簡単なチャンピオンを使っています。"難易度tier list"というものを作りました。これは習熟度を考慮しない場合にそのレート帯(elo)で効果的だろうと思われるチャンピオンを挙げたものです。
このリストは完全に私の経験に基づくものですしパッチによって変化しますから、それほど深く考えなくて良いです。
Jungle list


ここでオススメするチャンピオンはそれぞれプレイスタイルが異なるので、キャリー、ユーティリティ、タンク、どれが好きな方でも参考になると思います。ここでは欠点については割愛し、オススメである理由についてのみに絞ることにします。

シンジャオ -
シンジャオはとても素直なジャングラーです。それなりのクリア速度、十分なダメージとパッシブによる維持力を持ちます。そのため、ジャングルを回っていて体力が足りなくなる事はないでしょう。さらに、高いベースダメージとプレスアタックが組み合わさる事で、1v1が最も強いチャンピオンの一人となっています。

セジュアニ -
セジュアニはスキルセットが優れているので常にメタに入っているジャングラーです。操作が大変でなく、ジャングラーとしての役割に集中できるため、新米ジャングラーに適しています。パッシブは敵の最大体力スケール、Wは自身の最大体力スケールなので、AP/ADを積むことなくダメージを出すことが出来ます。パッシブのお陰でジャングルクリアも十分楽にできます。(中立に対しては400ダメージまで)
セジュアニはユーティリティに優れていて、絶えず対象をスタンさせ動けなくさせることも出来ますし、パッシブがARとMRをくれるのでタンクとしての性能も高いです。また、スタンは対象指定であることもプラスです。

シヴァーナ -
シヴァーナはジャングルの回り方が非常に大切であることが理解できます。レベル3でガンクするチャンスはほとんどないため、ジャングルでファームし、敵のジャングラーを退け、さらにはドラゴンをコントロールするというガンクジャングラーと正反対のことが学べます。
シヴァーナはWが継続ダメージと敵を追いかける移動速度をくれますし、Eは敵の最大体力スケールのダメージをくれるので、ニダリーなどの様に引きうちしてくるレンジチャンピオンを除けば誰でも1v1出来る可能性を持っています。
シヴァーナの特徴は序盤でコントロールされてしまわれずにファームして、アイテム、オブジェクトを得ることが出来れば、タンクでも何でもバラバラに出来るようになり、ほとんど止められなくなってしまう事です。どのようにジャングルで耐えるか、そして優先順位を正しくつけることを教えてくれます。

ラムス -
素直なジャングラーで、ガンクのパターンを学ぶのに良いです。また、ワードに映ってもガンクが成功するほどの移動速度を持つジャングラーがいかに圧力を持つかが分かると思います。ラムスはタンク性能が高く、反射ダメージがあるので敵のADCには悪夢のような存在になるでしょう。ソロキューではチーム内のコミュニケーションが不十分なので、良い選択肢になります。

ジャーバン(以下J4) -
まず、現在のリーグオブレジェンドでJ4は最も良いジャングラーの一人であると言えます。メタに合っているというだけでなく、ジャングルについて学ぶのにも非常に良いチャンピオンです。彼はそれほどミクロな操作を必要とするチャンピオンではないので、ジャングルについて集中することが出来るでしょう。
また、J4のスキルセットはタンクとしてもファイターとしても優秀なので、自分のスタイルに合わせることが出来るというのも良いところです。補助的なタンク、ファイター、アサシンなど、J4はあなたがしたいようにプレイすることが出来ます。このようなチャンピオンは他にほぼいませんし、J4をこれ程人気なチャンピオンにしている理由でもあると思います。
ガンクに関してもほぼ完ぺきです。ラムスやシヴァーナのようにガンクするのがnot worth(=リスクに見合わない)であるケースもほとんどゼロで、すべてのレーンに対してキルやアシストの可能性が高いガンクする事が出来ます。(HPが少ないときはダイブするのは避けましょう。状況が良ければダイブも可能です。)
序盤では十分な量のダメージと面白いgap closerを持っていて、レートゲームになればダメージという点以上にチームファイトに貢献できるツールに変化していくので、ゲームのどの部分にとっても良い選択肢になります。

J4のスキルセット
通常の4つのスキルと1つのパッシブから成ります。
パッシブは相手の現在体力に応じて次のAA(通常攻撃)を強化します。これはジャングルを回るのにも、ガンクにもとても役に立ちます。
Qは直線のスキルショットで、当たった敵にダメージとアーマー低下を与えます。
Wは当たった敵の数に応じた量のシールドとスロウを与えます。
EはパッシブでAS(攻撃速度)が上がり、発動すると旗を立ててパッシブがオーラとして発動します。
Rは敵のチャンピオンに飛び込んで壁で囲い、その中のチャンピオンすべてにダメージを与えます。

J4のスキルコンボ
- Eで立てた旗に向かってQを打つと旗に向かってダッシュし、通り抜けた敵をノックアップします
- EQコンボの最中にUltを打つことが出来ます。(少し待たないと打ち上げは発生しないことに注意)
- EQコンボ中にフラッシュを使えます。(シェンのEフラッシュのようなもの)しかし与えるのはノックアップのみで、ダメージは与えません。
これは操作が難しいので、十分経験を積んでいないなら、重要なポイントでは使わないようにしましょう。

- Eを置くだけで沢山のアシスト(とゴールド)を得られます。(戦闘に参加するには体力が低すぎるときに役立ちます)
- 強力なコンボ:R -> EQで自分の作った壁から出る
飛びこまれた時(特に敵がフラッシュを持っていない時)、カウンターエンゲージ、ディスエンゲージの場面でとても役立ちます。

回り方
J4の回り方はとてもシンプルで、基本的にはバフ ->キャンプ ->バフです。赤青どちらからスタートしたとしても、次にウルフをやって、もう一つのバフを倒します。ほとんどの場合ボットサイドからスタートする方が沢山リーシュを受けられて良いですが、ボットにレベル3で行きたい場合などはトップサイドからスタートするのも有りです。

レベル1ではEを取り、自身とリーシュしてくれる味方を強化します(レベル1ではkiteし続ける)
レベル2でQを取り、ウルフに到着したら横から3体全部に当たるようにQを打って、その後全部に当たるようにEを置いて、なるべくパッシブが発動するようにAAを入れ、kiteします
最後のバフも同じようにすればよいです(ここでスマイトを使う)

ミスクリックなどがなくなって、スムーズに行えるまでプラクティスモードで練習してみてください。(これはパッチ8.1での情報なので、のちの変更によって変化する可能性はあります)
またレベル3で取るシールドはさほどガンクに役立たないので、レベル2で嫌がらせしたり、ミッド/ボットにガンクする事も出来ます(ミッドよりはボットに行く方が普通)

ワーウィック -
ワーウィックはレベル1からほぼ永遠にジャングルを回れるのが強みですが、クリアスピードに欠けます。(特にティアマトが出来るまで)
多くのメタジャングラーと異なり、戦闘中の機動力が小さく限定的で、壁を越えることが出来ませんが、Wがあるのでどうにかできます。
初心者に非常に優しいチャンピオンで、効果音と戦闘が起きている場所につながる赤い痕跡によってミニマップとレーンを頻繁に見るクセがつきます。ワーウィックは高速で移動できるので、特にoff-tank(注:攻撃的なタンク)として強力なスノーボール性能を持ちます。体力が低いときのQによる物凄い回復や、Eのダメージ軽減/CCがあるので、簡単にタワーダイブもこなします。また、移動速度は非戦闘中のみなので、敵のスキルを避けることや、敵のフラッシュのタイミングを予測する能力が求められるので、outplay(注:操作技術で圧倒する事)のポテンシャルも持っています。

ジャングルの回り方の大まかな概念
ルートについて説明する前に、なぜジャングルの回り方はそれほど重要なのかということを理解して欲しいです。
ジャングラーがゲームを通じてどの様に相手の脅威となりながら、ジャングルモンスターを倒して十分なゴールドと経験値を得るのか知らなければならないでしょう。またあなたは1秒のレベルで効率よくジャングルクリアをする必要があります。これはゲームがどのように進むかさえも決めてしまう事もあります。

赤/青バフとスカトルを除くすべてのキャンプはキルされてからリスポーンするのに2分30秒かかること、そのタイマーはキャンプのモンスター全部が倒されてから始まる事は覚えておきましょう。大きいウルフだけを倒してもタイマーはスタートしません。(小さい2匹も倒して初めてスタートする)

自分と相手のキャンプのリスポーンタイマーを把握しつづけようとすることで、どのキャンプを狩るか、ガンクのルートをどうするかを計画できるようになります。これは大変な事のように聞こえると思いますが、いつかこれをマスターした日にはジャングルで強くなったと必ず感じられると約束します。

これをマスターする方法の一つとしては、ゲーム内チャットでタイマーを記録する方法があります。例えばあなたがグロンプを2分15秒に倒したら、"445G"とメモする(すなわち4分45秒に次のグロンプが湧く)。
キャンプのタイマーを把握しつづけながらも、チャットとゲームタイマーを常に見て、レーンを見てどのようにガンクルートと回り方を合わせていくかも把握し続けようとチャレンジしてみてください。

ジャングルの回り方
大まかな考え方を説明したところで、ジャングルの回り方についての説明に移ります。まずガンクスタイルについて、その後ファームスタイルについて説明します。ブルーサイドを例として説明します。
一般的にジャングラーとしては沢山リーシュが欲しいので、ボットサイドからスタートするのが普通です。

ガンクスタイル

レベル3ルート(一般的)
ブルーサイドの時は赤バフ→ウルフ→青バフ
レッドサイドの時は青バフ→ウルフ→赤バフ
この回り方は両方のバフを効率よく取ってレベル3に素早くなれるので非常に効率が良いです。ダブルバフがあればどのレーンに対してもプレッシャーをかけることが出来ます。
この回り方は一般的に使われているので、多くのレーナーに最初のガンクが予想できてしまいますが、このルートを使うべきでないということにはなりません。チャンピオンによって適切な状況で相手のジャングルに侵入することができます。(侵入(インベード)についての詳細はAdvancedレベルのガイドで説明します。)

条件1.- 味方のレーナーが押し込まれていない
味方のレーナーが押し込まれている状況であなたが敵のジャングル内で敵のジャングラーに出会った場合、戦闘を仕掛けられ、フラッシュでは逃げ切れないかも知れないですし、味方のレーナーは敵のミニオンウェーブも倒さなければならないので、助けに来れないでしょう。

条件2.- あなたのチャンピオンが1v1で有利である
1v1で戦うのは非常にリスクが高い行動です。あなたが勝つ可能性が高いと自信を持てる場合にのみ行いましょう。しかし、味方のレーナーが助けに来れず、敵のレーナーが助けに来れた場合、逆転されてしまうということは覚えておかなければならないです。インベードする際は頭に入れておいてください。

また、この回り方を使える理由として、多くのレーナーは最初のガンクを回避する方法すらわかっていない事が挙げられます。これは"Autopiloting"(自動操縦)(訳注:何も考えずにプレイすること)や知識不足によって、対面するレーナーに集中する余りジャングラーのプレッシャーを忘れてしまうことで起き、すなわちあなたは多くの場合この普通の回り方であってもガンクを決めることが出来るということです。
もちろんすべてのレーナーがこうなる訳ではなく、彼らはもしかしたらあなたを引き付けてカウンターガンクを仕掛け、2v2に持ち込んでくるかも知れないです。(カウンターガンクについて考えるためには敵のジャングラーと自分のクリア速度がどのくらいかという知識と経験が必要なので、このガイドで説明することはできません)


ファームスタイル
ファームスタイルの回り方は沢山あります。

1.- lv 4: blue>wolves>red>raptors>krugs
連続になっていないのは、レベル3ルートとしてスタートした後、レベル3ガンクのチャンスが無かった時このルートへ移行するからです。

2.- lv 4: red>raptors>wolves>scuttle>blue>gromp
シヴァーナはこの回り方をすることが多いです。レベル4になるためにはスカトルを取る必要がありますが、red>raptors>wolves>blue>gromp>scuttleで回るとスカトルに間に合わなかったり、体力が低すぎたりしてしまうときはこの回り方をします。
3.-lv 4: red>blue>gromp>wolves>raptors>scuttle/krugs
他のレベル4ルートと同じく、red>blue>grompと回った後レベル3ガンクのチャンスが無かった場合はこのルートに移ることが出来ます。
4.-lv 4: wolves>blue>gromp>scuttle - back - raptors>red
これを行えるのは基本的にはブルーサイドのみです
5.-lv 4: wolves>blue>gromp - back - raptors>red>krugs
上と同じですが、スカトルを取るまでに時間がかかりすぎる(たどり着く前に敵のジャングラーに取られてしまう)チャンピオンはこの回り方をします
6.-lv 4: raptors>red>krugs - back - wolves>blue
クリアするのが物凄く速いムンドー以外では、基本的にレッドサイドのみで行います。
7.-lv 4: red>raptors>wolves>blue>gromp>scuttle
基本的にヘルスを高く保てる場合のレッドサイドで行います。(ヴァイやスカーナーなど)
8.-lv 4: blue>gromp>wolves>raptors>red>scuttle/krugs
基本的にヘルスを高く保てる場合のブルーサイドで行います。(ヴァイやスカーナーなど)
9.-lv 4: big raptor>red>little raptors>wolves>blue>gromp
スカトルとクルーグを取らない場合のレベル4スタート
10.-lv 4: big wolf>blue>gromp>little wolves>raptors>red
ブルーサイドでスカトルとクルーグを取らないでレベル4になるスタート


red>blue>gromp>wolves>raptors>scuttle/krugのような回り方はどうなのかと思うかもしれませんが、それはファームのためのルートではなく、むしろレベル3で上手くいかなかった場合やガンクのチャンスが無かった場合にスムーズにジャングルに戻ってファームするためのバックアップであると言えます。

ジャングルには経験つまりトライ&エラーが必要ですから、今の時点で回り方についてよくわからなかったとしても仕方ありません。それぞれの回り方を理解して、試してみることを強くお勧めします。そしてその時、複数のレベル3ルートについて、レベル3の後どのように戦うかや、ガンク、インベードを効率よく行うか、そして味方をよりよく助ける方法について想像してみてください。



ここまででジャングルの回り方の基本について沢山説明してきました。
私が伝えたいことを理解して、質問の前に少なくとも10ゲーム経験して貰えることを願います。もしジャングルの回り方の基本について何か私が忘れている事があれば、伝えていただければそのトピックについて書き加えます。
ガンクについて
説明するのが難しい内容です。ガンクを成功させるためには経験と多少の知識が求められます。そのうちのいくつかを列挙します。どのトピックもアクションを起こすときに役立つと思います。


大まかに敵ジャングラーの位置をつかむ
最初のガンクのルートの決定、カウンターガンクされるかどうか、ジャングルへの侵入、正しい位置で敵と出会えるかなど、様々なことに役立ちます。ゲーム開始時には、敵のボットレーナーがいつ現れるか、マナは使っているか(リーシュしたふりをしているか分かる)を見ることで、どちらのバフからスタートしたか知ることが出来ます。また味方のレーナーと敵のレーナーが同時に現れたかどうかを見る事でも分かります。トップレーンも同様です。モンスターが湧く前に敵のバフにワードを置きに行くことでも確認できます。
楽だったり、安全に感じるやり方を選んでください。


ウェーブ状況を考える
まずガンクを狙うレーンを良く見ましょう。レーナーの体力、マナ、そして最も重要なのはミニオンの状況です。何体のミニオンが生きていて、それがどのようにガンクに影響するか、そしてあなたのガンクに合わせるために味方のレーナーはミニオンの攻撃を受けられるかどうか、もしくはミニオンを無視できるかどうかを確かめましょう。
序盤はミニオンのダメージも考慮しなければならないので、6-6でミニオンがいるレーンにガンクするのと、2-10でミニオンがいるレーンにガンクするのでは全く状況が異なります。ガンクが失敗したり、敵のレーナーのダブルキルになってしまう可能性すらあります。


ガンクするか、カウンターガンクするか、戻ってファームするか
上の二つを済ませたら、ガンク/カウンターガンク/ファームの中でどれを選択するか選びましょう。
ガンクすることに決めたなら、カウンターガンクされたり、途中で敵ジャングラーに出会う可能性が常にある事を忘れないでください。
もしレーナーとの2v2で勝てないかもしれないと感じたら、出来ることはカウンターガンクです。なぜかというと、味方のレーナーが敵のスキルをすべてCDにしてくれれば、勝てる可能性はかなり高いからです。(もちろんあなたのチャンスが来るまで味方がスキルを避けなければならないというリスクはあります)
もう一つの選択肢はレーナーのためにワードを置いてジャングルに戻り、敵のジャングラーが近くにいることを注意してあげることです。もちろんソロキューなので、聞いてくれないかもしれません。そんな時はブッシュに何秒か隠れておくと守ってあげられますし、もしかしたらキルにつながる可能性もあります。

このトピックは簡単に教えられるものではなく、経験によって出来るようになります。変化するポイントとしてはどちらのジャングラーのクリアが速いか(沢山リーシュを貰えるか)回り方はどうしているか、レーンのマッチアップはどうか、などがあり、すべては経験が必要です。
時間をかけてチャレンジしてみて、どのような結果が得られたかを見て学んでいきましょう。


タイミング
レーナーのサモナースペルやスキルについても考慮しなければなりません。例えば敵のレーナーが機動力のないチャンピオンであるゼラスで、フラッシュが無く、Eをつかったとすれば、ガンクする最高のチャンスですね。
ガンクするレーンのサモナースペルについては特に気にしなければならないです。アドバンテージを作ってチームを助けるために、サモナースペルが無くキルを取るチャンスが大きいレーンを優先すべきです。

もちろんガンクは常にキルを得なければならないという訳ではありません。フラッシュやヒールを使わせることや、体力を減らすことは味方のレーナがより楽にプレイすることにつながります。また味方の状況によってはレーニングが再開するときに再びガンクすることも出来ます。この時、敵は最初のガンクの時に視界を取っていて、敵のジャングラーが寄ってくる可能性があることには気を付けてください。
サモナースペルのないレーンは敵のジャングラーを呼んでいて、カウンターガンクをしてくる可能性があることはいつも気に留めておきましょう。(これは経験によって出来るようになります。多くのジャングラーは経験したことを元に予想を立てて、相手の考えに対してリードを得られる動きをしようとします。)


ワードする位置/ワードされていると気付くべき位置

ごちゃごちゃしていて申し訳ないですが、これはワードを置く位置を示しています。チャンピオンによっては避けられる位置もありますから、相手に合わせて置く場所を選びましょう。また敵がどこにワードしていそうかも予測できます。ワードに映らないようなルートを考えましょう。さらにミニマップで敵がリバーに動いていたりするようなワードを置きに行く動きを確認したり、味方のレーナーにどこがワードされていそうか聞いたりすることも出来ます。情報は大切ですから、これはジャングラーの最も重要なポイントの一つです。


オブジェクト
ガンクをした後は取れそうなオブジェクトを探すでしょう。例えば、トップレーナーを倒したとして、自分と味方のトップが十分体力が残っているなら、ミニオンを押し込んで敵にTPを強制するか、タワーを取ることが出来るかもしれません。もちろん味方がローヘルスで、敵のジャングラーの位置が分からなければ、2キルを渡してしまわないように気を付けましょう。ボットレーンの場合はドラゴンで同じことが言えますね。

もしドラゴンがインファーナルドレイクで、ボットやミッドガンクを決めた後リバーをコントロールして、簡単に取れそうなら、絶対に取りに行きましょう。インファーナルドレイクはとても役に立つので。
インファーナルドレイク以外にも、経験がすべてですから、最も良いと思う選択をしたり正しいかわからないことにチャレンジしたりして見てください。また、スマイトスティールされないか、敵のジャングラーがどこにいるか、トップサイドが大変な事になっていないか(ダイブされたり、タワーを取られたり)にも気を配らなければなりません。さらに、ドラゴンやボットのタワーを取ることが有利な交換かどうか(worthかどうか)も考えます。先ほどから述べているように、この判断には経験が重要です。


チャンピオン自体の限界
あなたのプレイするチャンピオンの限界も知っておきましょう。あなたの戦闘のポテンシャルが低いために2v2を避けることもあるでしょうし、レーナーが序盤戦うのに弱すぎることもあるでしょう。この判断は理論よりも経験を通して理解するものなので最も難しいところです。トライ&エラーです。
例えば、あなたがカジックスでガングプランクのレーンにガンクするとして、敵の組み合わせがレネクトンとエリスだった場合、敵の方がよりダメージが出ることが明らかなので、戦うのは避けるべきでしょう。戦うかどうか、良く考えて決めましょう。


以上がガンクについての考え方の基本です。もちろん他にもあります。レーンの優先度、味方の強みを押し付けること、などなど。Amateurガイドはシンプルにしておきたいので、他の内容については次のパートで説明します。
覚えていて欲しいのは、ジャングルにはルールはない、経験が大切という事です!
嫌がらせ(Cheese)ガンクルート
名前の通り、これはうまくいくかも知れないし、行かないかも知れない様な嫌がらせルートなので、回り方の基本を完全に理解していない状態ではお勧めできません。なぜかというと、この嫌がらせをして失敗した場合、不利を背負うことになり、それをどのように取り戻すのかあなたが分からないかも知れないからです。また敵のジャングラーの回り方、何を考えているかを予想しなければなりません。これは何も知らずに株に投資するような感じで、たまには運よくボーナスを得られるかも知れないですが、多くの場合あなたはすべてを失い、次にどうすればいいのかわからなくなるでしょう。


Cheese #1

この二つのキャンプを十分なスピードで倒し、その上十分な体力とマナが残るチャンピオン向けです。一つの例としてはレクサイがありますが、試してみれば他にもこのルートを取れるチャンピオンが見つかるでしょう。

このルートはRed>Wolves>Blueに似ていますが、レッドバフとラプター、ラプターとウルフはそれぞれ距離が近いですし、ウルフはブルーバフより弱いのでこちらの方が早くクリアし終わります。そのため敵のジャングラーがレッドバフを倒している間にたどり着くことが出来るでしょう。
レッドサイドではBlue>Wolves>Raptorsとすれば同じ事が出来ます。しかしブルーバフはレッドバフよりアーマーが高いので、どうしてもブルーサイドより時間がかかってしまうためオススメしません。


Cheese #2

レベル2ガンク、もしくはレベル2でウルフにインベード
エズリアル、シンジャオ、リーシンのようにgap closer(距離を詰めるスキル)を持っていて、ガンクで3つめのスキルに依存しないジャングラー向けです。マナ不足も問題になるかも知れないので気を付けてください。

この方法でミッドにガンクした場合、フラッシュを使わせるか、最低でも敵のレーナーがレーニングを続けられずにリコールしてミニオンを失わせることが出来るでしょう。しかし Blue>wolves>Redと普通のルートを取った敵のジャングラーがレベル2ガンクを見た場合、次にあなたがブルーバフの方に来ると予想してあなたの邪魔をしてくるでしょうから、ブルーバフを取られてしまわないように次はウルフに行かず、ブルーバフをすぐに取りに行かなければなりません。

ウルフへインベードするときは、ボットレーンから厚いリーシュを貰うことで敵のジャングルがウルフをやっている間にたどり着くことが出来るでしょう。しかし敵のジャングラーがスマイトで回復するのを防ぐため、素早くウルフにスマイトしてスティールするようにしてください。
フラッシュを使わせるか、キルを取ることが出来るでしょう。敵のミッドレーナーに攻撃されるリスクもあることを忘れず、気を付けてください。

最後に
Amateurガイドは短くまとめようと思いますので、このパートは以上です。
Advancedガイドは何週間かしたらredditかdiscordで告知しますのでチェックしてください!

読んでいただいてありがとうございました!どんなコメントもお待ちしております。

訳した人より
次のAdvancedも待ちきれないですね。是非Ashiaryさんに感想を伝えてください!

原作者のAshiaryさんから日本語版を作る許可を頂いたので、続編の翻訳も行う予定です。
このページについても適宜修正をしていくと思うので、ご覧ください。



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サモナーネーム : "KiwiGrenade"

執筆者

しみず

LoLとSteamゲームをします。


コメント 4件
1.
名無しサモナー 匿名ユーザ ID:2178e3de
2018-02-24 19:43:37
ちゃっかり乞食リスト載せてんじゃねーよハゲ
2.
名無しサモナー 匿名ユーザ ID:8f6d57c2
2018-03-09 19:26:14
>1じゃあお前が翻訳しろ
3.
名無しサモナー 匿名ユーザ ID:e541766c
2018-04-30 05:15:05
参考になりました 次のガイドも出たら翻訳お願いします!
4.
名無しサモナー 匿名ユーザ ID:e0e9be59
2018-05-05 03:30:06
#3,#4の翻訳末永くお待ちしています。

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