なぜいきなりこんなふざけた(!?)ビルドを持ちだして来たのか。
それは

の存在のためです。
攻略サイトやLOL大会をよく観戦する方なら覚えていらっしゃると思いますが。
ミッドの魔法使いチャンピオンの間にサポート用のアイテムである

が流行ってた頃があります。
それは

が

や

とくらべてコストパフォマンスが非常に優れていたからです。魔力は少々低いがマナの回復量が

より優れてて、ゴールド獲得や敵の位置を調べて近くの敵の動きを鈍化させるなど、ユティリティも優秀です。そして値段もかなり安かったです。しかし最近のパッチによって

のユティリティがナーフされて、逆に

と

の値段が下がったことによって今は必ずしもみんな

を積むようなことはなくなりました。

もそれと似たようなものです。

は

を比べると
魔力が40、移動速度が3%、自動効果の「エコー」のダメージも40低いです。
魔力40はアーリのスキルを見るとそこまで高くありません。

の場合、基本ダメージに魔力の35%が追加される形でつまり

のダメージ差は14往復ダメージだと28ですね。もちろん魔法防御力が0ならの話し(もしくは帰ってくる確定ダメージ)ですけど。あと、自動効果のダメージ差もあるから適当に考えると

と

のダメージ差は50ってところですね(相手の魔法防御力が0だと仮定したらですね。このゲームの防御はダメージをパーセンテージで軽減するので実際のダメージ差はもっと小さいと思われます)。これは考え方によって小さな差でも、大きな差でもあります。基本2000近くの体力を持ったチャンピオンに50ってそんなに大きくなさそうですけど、こういったゲームは1~2の差で生死が分かれることも結構ありますからね。
今度は逆に

が

よりいい所を調べましょう。
まずは値段。

は2625ゴールド、

は3200ゴールドです。575ゴールドの差がありますね。これは

が流行った頃の

と

の値段差(450ゴールド)よりも高い方です。
あとユティリティ性。基本

持ちなのでジャングルの中立モンスターを狩りやすいですし、モンスターによるスマイトボーナスも得られます。ミッドの一番近くにあるクリムゾンラプター(トリ)の「周りにあるワードを探知する」効果がよく使われてますね。これを使って相手が置いてるワードを消してジャングラーのガンクを支援することが出来ます。あと自動効果である「エコー」は

のそれとは違って「大型モンスターに当たるとマナを回復する」オプションが付いてます。これは
マナポーションがなくなった今とてもとても大事なオプションです。それだけじゃなくて「ジャングルに入るとマナの回復量が180%増幅する」効果もあって青バフの必要性がぐんと下がります。僕の場合ジャングラーがマナを使うチャンプなら青バフを譲る(その代わりにクリムゾンラプターを狩る)方なのでダーティーファーミングによって発生するジャングラーとのモメ事を防ぎます。ちなみに

でマナ回復量が増える領域は大体こんな感じです。

青い部分に入るとマナ回復量が増幅します。川やドラゴン・バロンの巣では増幅しませんでした。それにこの青い部分、よく見るとミッドからそんなに遠くないです。すぐ隣の小道に入った途端マナ回復量が増幅するのでダーティーファーミングがてら、もしくはちょっと息抜きしながらマナを回復させて接近するCSを取ればいいです。

適当に拾った画像なのでスマイトじゃなくてイグナイト持ちなのですが、下の青いバーを見ると右側に数字が書いてありますよね。それがマナの回復量ですがジャングルに入るとこの数字が変わります。もし「上の画像では詳しい場所までよく分からないよ」って思う方がいましたらぜひこの数字を確認して見るといいと思います。いや本当にレーンからそんなに離れませんからね。
他にも大型モンスターを狩ると追加経験値を得られますのでダーティーファーミングは選択じゃなくて必須項目です。

を積んでからはレーンを激しく押してからスマイトを使って近くのクリムゾンラプターを狩って帰りに敵が置いたワードがあったら消すって感じで行けばいいです。もしくはクリムゾンラプターを狩った後すぐ他のレーンを支援することもあーりですね。
後

のスマイトには的中した敵チャンピオンに通常攻撃すると追加の確定ダメージを与えられて、逆にそのチャンピオンから受けるダメージは20%減少する効果があります。これは1対1で攻める時も守る時も使い方次第結構いいオプションなんです。ただし攻める時は戦闘中に意識的に通常攻撃を入れなきゃ効果が発動しないのでどちらかと言うと守る時のほうがいいかもしれませんね。そもそも上のイントロダクションにも「平和的にファームして成長するのが性に合う方向け」だと書いてましたし。
ここまではいいところばかり書きましたが悪いところもあります。無かったらとっくにみんなこのビルドを使ったんでしょうね。
一番大きい弱点は
序盤が非常に厳しいってことです。

このスペル、

を積むまでは相手に使えないしミニオン1匹簡単に狩れることしか出来ないしレーンでは本当に使い道がありません。




が

を持ってガンガン攻めてきたら耐えるのも大変ですし、

を持ってくる


が他のレーンに飛んで行ってもこっちはそのレーンに激しくCtrl+クリックすることしか出来ません。
でもなんとか耐えて

を積むようになったらこっちのターンです。激しくレーンプッシュして、ダーティーファーミングでモンスターを狩って誰よりも早くレベルを上げることが出来ます。あと2番目のアイテムまで揃えば体力の低いミッドやADC、サポートが見えたら果敢に攻めることも可能です。逆に上記した



がガンガン攻めてくるのをある程度防ぐことも出来ますね、ただし

はちょっと微妙です。

が時間を置いて発動するものなのでそれに合わせようとすると逆に通常攻撃や他のスキルでやられる可能性がありますから。まあその時は

しかありませんね。
短所その2、ダーティーファーミングでジャングラーと揉める可能性があります。
ダーティーファーミングって言うのはレーンのチャンピオンがジャングルの中立モンスターを取って相手より成長する方法で、確かシーズン2、3の頃Froggenが大会で使ってて普及された戦術であります。それはチーム戦術であってメンバーたちが話し合ってから出来た戦術でありますがソロランクではそう言ったチームの話し合いが少ないでしょう。なのでたまにジャングラーが怒ることもあります。僕の場合には青バフを譲ることでチャラにしていますがそこはみなさんの判断次第ってことでしょう。状況によっては敵側のクリムゾンラプターを狩るのもいいです。もちろん敵の居場所はちゃんと確認してからに、ですね。
短所その3、これは短所2と似ていてある意味もっと大変なことかもしれません。それは・・・
「チャンピオン選択中、味方にトロール扱いされる」ってことです。まあ珍しいですからね。ジャングラーじゃないのに

なんか持ってて。そこはまあ、実力で見せるしかありません。何回かうまく行ったら次からは戦績サイトとか見せて信じてくれよって説得するのもあーりです。
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