ビルドガイド: イブリン - Evelynn

イブリン: 【Jungle】Evelynnガイド

執筆者: LoLしよ平八郎 (最終更新日: 2018-02-21 21:58:11)

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このガイドはバージョン 8.3.1 の時に書かれたものです。ガイドが書かれた後に新しいパッチがリリースされています。
アイテム等が削除されていたり、効果が変更になっている可能性がありますので、ご注意下さい。
このガイドはビルドガイドではありません
Evelynnを使う上での勝ち方や考え方を説明するガイドとなっております。
ビルドガイドではないですが各アイテムの感想については記述しておりますので、ご参考になれば幸いです。

EvelynnとはどのようなChampなのか?どうすれば勝ちやすいのか?などについて記述していきます。
そもそもEvelynnは、常時ステルスという他Champとは全く違った特色を持っていますので、自分が特徴をしっかりと掴む必要があります。

また、細かいテクニックやJungle全般に共通するような内容は、他サイト様などで非常に良いものが沢山あると考えておりますので必要最低限にとどめております。

ルーン

覇道
電撃
サドンインパクト
ゾンビワード
執拗な賞金首狩り
天啓
トリプル トニック
宇宙の英知

サモナースペル

スキルオーダー

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ビルド

最終ビルド


更新履歴
2018/2/21
・公開

2018/2/21
・誤字や読みにくい文章を修正
はじめに
初めまして、LoLしよ平八郎と申します。

LoLはここ数シーズンはJungleメイン、EvelynnのリワークからはEvelynnをメインにプレイしています。

EvelynnというChampは、常に良くも悪くも環境に悪さをしてきたChampだといえます。
ステルスという特性上、プロシーンではなくソロQにおいて圧倒的な優位を持つこのChampは、Jungleをやっている方なら是非使えるようにしておきたいChampだといえます。
長所と短所
Evelynnの長所
- 1. 低レベルからJunglingが早く、更に体力を維持できる
- 2. 単体バーストが高い
- 3. 常時ステルス

Evelynnの短所
- 1. スキルを吐ききったあとのダメージが少ない
- 2. (気軽に使える)ブリンクを持っていない
- 3.プッシュ能力が全Jungle中最低クラス
- 4.Wが完遂しないとCCが入らないため、序盤のJungle同時の1v1に弱い

以上が長所と短所になります。
たまに誤解されている方がいますが、EvelynnのJungling性能はかなり高いです(一度使ったことのある方なら承知だと思いますが)
レベル2でそこそこの速度且つ体力を維持しながらラプターを狩ることが出来るのはJunglerとしてかなりのアドバンテージがあります。

そして、この長所は短所の"序盤のJungle同時の1v1に弱い"をカバーできています。

たとえば、序盤のJunglingが遅く、1v1も弱いTank Junglerなどが、相手が森に入ってくるのがわかっていても手を出せず近くをうろうろしてしまう場面を見たことがあると思います。
この時、Evelynnであればバフ以外のキャンプを狩ることで意味のある時間つぶしをすることができます。

そもそも、Evelynnが1v1が弱いというのは半分が当たりであり、半分は外れです。
Wが決まってしまいすれば、序盤から高ダメージを出すことができます。
バフにワードを刺し、別キャンプを借りながらバフを見守り、相手が侵入してくればこちらからしかけることで勝算は十分にあります。

相手より多くのキャンプを狩りレベル先行をしながらイーブンの体力でいることが出来るのです。

もちろん、Midのプッシュ状況などにより全てがこのパターンに当てはまるわけではありませんが、森への侵入をただただ指を加えて見ていることしかできないChampではないということを覚えておいてください。
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以下の情報はLoL日本語Wiki様の情報となります。
詳しい内容についてはWikiを御覧ください。

Passive:妖魔の影
Passive: 最後に敵チャンピオンからDMを受けた1.5秒後に妖魔の影(Demon Shade)状態になる。
妖魔の影: HPが一定以下である場合、HPが毎秒回復する。毎秒回復HPはLvに応じて上昇する。Lv6以上の場合は、カモフラージュ状態にもなる。
回復HP下限: 230 + (Lv × 20) (+2.5AP)
毎秒回復HP: 15/19/22/26/29/33/36/40/43/47/50/54/57/61/64/68/71/75

特に解説もない、皆さんご存知の強力なPassiveです。

一つ小ネタですが、こちらを御覧ください(Twitterへの外部リンク注意)
解説をすると、Evelynnのステルスを看破するためには、単純な視界だけではなく、そのChampからみた視界でも見えてなくてはいけない
ということです。

Sivirの視界では、Evelynnが近くにいながらタワーの向こう側にいたため見えなかったということですね。
特に強いというわけではありませんが、逃げるときやバックドアをするときなどに使える場面があるかもしれません。


Q:ヘイトスパイク
Active: 指定方向に棘を放ち、最初に命中した敵ユニットに魔法DMを与え、次の4秒以内の3回までのAAかスキルで追加魔法DMを付与する。中立モンスターに命中した場合はこのスキルのCDが60%解消される。このスキルがCDに入った場合、3回まで再使用可能になりこのスキルの効果が変化する。
魔法DM: 25/30/35/40/45 (+0.3AP)
追加魔法DM(1Hit毎): 10/20/30/40/50 (+0.25AP)
最大追加魔法DM: 30/60/90/120/150 (+0.75AP)
Cost: 40/45/50/55/60MN CD: 8s Range: 800
再発動: 視界内にいる最も近くにいる敵ユニット1体に向けて直線状に貫通する棘を放ち、当たった全ての敵ユニットに魔法DMを与える。敵ユニットを対象にしている場合は、その対象に向けて棘が放たれる。
魔法DM(1Hit毎): 25/30/35/40/45 (+0.3AP)
最大魔法DM: 75/90/105/120/135 (+0.9AP) 弾速: 2000-1250
Cost: 無し CD: 0.5s Range: 500

注目すべきは総ダメージ量です。
全てがヒットした際のダメージの合計は130/180/230/280/330(+1.85AP)となっており、AA中でも再発動することが出来るため、高速Junglingを可能としています。

追加ダメージも強力で、再発動3発全てがヒットした場合は30/60/90/120/150 (+0.75AP)となります。
ただし、これは裏を返せば初撃を外してしまった場合それだけ総ダメージ量が落ちてしまうということです。
しっかりと最初の1撃をヒットさせることを意識しましょう。


W:アリュール
Active: 指定した敵チャンピオンか中立モンスターに呪い(5s)を与える。対象にAAかスキルを命中させると呪いが解除され、Slow(65%)を与えてコスト分のMNが回復する。対象が2.5秒以上呪いにかかっていた場合はSlowの代わりにCharm(65%)を与え、敵チャンピオンに対しては追加でMR減少(4s)、中立モンスターに対してはCharmの効果時間を2秒延長して追加魔法DMを与える。
Slow, Charm効果時間: 1/1.25/1.5/1.75/2s
減少MR(対チャンピオン): 25/27.5/30/32.5/35%
追加魔法DM(対モンスター): 250/300/350/400/450 (+0.6AP)
Cost: 60/70/80/90/100MN CD: 14/13/12/11/10s Range: 1200/1300/1400/1500/1600

レベル1とは思えない対モンスターへの追加ダメージで、バフやグロンプのような単体のキャンプのクリア速度が非常に早くなるスキルです。
直接のダメージはありませんが、減少MRにより間接的なダメージにつながっています。
減少MRは固定値ではなく割合のため、序盤は実感しにくかもしれませんがある程度相手が育ってくるとその強さがわかると思います。

完遂しなければMR減少は減少しませんが、Slow自体も65%とそこそこの数値のため、Charmを狙いすぎるのではなく使い分けましょう。


E:ウィップラッシュ
Active: 対象の敵ユニットに魔法DMを与え、増加MS(30%, 2s)を得る。このスキルはOn-Hit Effectsの影響を受ける。妖魔の影(P)が発動するとこのスキルのCDが解消され、次のこのスキル使用時まで強化状態になる。
魔法DM: 30/45/60/75/90 + [対象の最大HP × (3% (+0.015AP)%)]
妖魔の影(P)強化時: 対象の敵ユニットに向かってリープし、通過した敵ユニットにも魔法DMを与えるようになる。On-Hit Effectの効果は指定した対象にのみ発動する。
魔法DM: 60/80/100/120/140 + [対象の最大HP × (4% (+0.025AP)%)]
Cost: 40/45/50/55/60MN CD: 8s Range: 210

Nerfにより弱くなってしまいましたが、それでも割合ダメージなのでまだまだ強力です。
スケールが低いためレベルは上げません。


R:ラストカレス
Active: 対象指定不可状態で後方400にワープすると同時に、前方範囲内の敵ユニット魔法DMを与える。HPが30%以下の対象に与える魔法DMは200%になる。
魔法DM: 150/275/400 (+0.75AP)
魔法DM(HP30%以下): 300/550/800 (+1.5AP)
Cost: 100MN CD: 140/110/80s Range: 450

素晴らしいダメージです。
PassiveとRにより、レベル6のパワースパイクが非常に高いです。
HPが30%以下の対象には触手のようなエフェクトが表示されます。
Tankじゃなければこのエフェクトが出ている相手にRを当てることができればKillできるでしょう。
アイテム
私はどのJungleを使うときでもそうですが、エンチャントの色の選択は好みのレベルだと思っています(もちろんプロシーンなどに向けた発言ではありません)。
なぜなら、全てのエンチャントが同じ値段であり、同じだけの期待値があると思っているからです。


対象指定で回避不可能のSlow+ダメージがあるため、Gank成功率が高まります。
しかし、そもそもステルスを獲得してからはSlowをかけずともCharmがヒットする場面が多くなるため、不要であるとも取れます。


敵Junglerとの1v1となってしまった場合の対策となります。
しかし、GankがメインであるEvelynnにとっては長所ではなく短所を補うピックとなるため、後ろ向きな選択とも言えます。


ワードは確かに強力ですが、視界の情報を引き出すためにはチーム全体での理解が必要になります。
そして、ソロQでは味方がどれだけ視界の重要度を理解しているかを図るすべがありません。

このように、どのアイテムも一長一短であり、その結果好みで選ぶ(自分が使いやすいやつを選ぶ)がベストだと考えます。
重要なのは、自分がそのアイテムの効果を理解し、性能を引き出せているかどうかです。


Liandry's Torment
価格は高めですが、素材の時点で強力であるが購入でき、完成してしまえば火力はピカイチです。
実数値のMRペネトレーションとはつまりAP版の脅威ですので、AssassinであるEvelynnは絶対に購入するべきアイテムです。


Hextech Protobelt-01
スキルを全て吐き出しても敵をキルできなかった場合、Evelynnに出来ることはもう何もありません。
その時に、第5のスキルとして働くこのアイテムは非常に強力です。
手頃な値段ながらGankの成功率を飛躍的に高めるため、このアイテムを足がかりとしてスノーボールを目指すことができます。


Lich Bane
ダメージには目をみはるものがありますが、価格が高い+素材があまり優秀ではありません。
とどちらを先に積むかと言われれば、殆どの場合でを先に積みます。


Void Staff
Wの割合MR減少と合わさることで、タンクすらも貫くダメージが得られます。
価格に対する効果が非常に高いアイテムですので、お金の稼ぎにくいJunglerにはありがたいアイテムです。


Zhonya's Hourglass Banshee's Veil
積みたいと思った時に積んでください。
無くたって勝てるときもありますが、無いと勝てない試合ばかりです。


Sorcerer's Shoes
これ一択です。が無くてもGankは決まります。
Junglingの考え方
■ルート選択

EvelynnはそのJungling性能から、多彩なルートで森を回ることができます。
大まかに考えるべきなのはMidのマッチアップとJungleのマッチアップです。

※以下は全て、青側スタートを想定しています。赤側の場合は適宜読み替えてください※
短所のところで述べたようにEvelynnは序盤に森に侵入された時に対応できない事が多いです。
この時、対面がLee Sinのような序盤が強力なChampの時にどう回るべきかを考えます。

Lee Sinとしては、バフ⇛ウルフ⇛バフからTop Gank or Jungle侵入がメインの動きになると思います。
その場合、Midはどちらのほうがプッシュ出来るでしょうか。

・味方ほうがプッシュで勝っている場合
バフ⇛ラプター⇛ウルフ⇛バフにワードをさす→グロンプ
このように回りつつ、Midに「Leeが森に入ってくるかもしれないので映ったら寄って」と言っておきます。
狩る速度を考えると、こちらがグロンプに手を出し始めた当たりでLee Sinがこちらのバフに接触してくることかと思います。
この時に味方Midが森に寄るような仕草をすれば、Leeはそのまま帰るか、強引にバフを取りに来るかのどちらかを選択します。
そのまま帰っていけばその分経験値差が生まれ、強引にバフを取りに来ればMidと一緒にファーストブラッドのチャンスです。
そのため、ワードはバフが見える位置に置いておきます。

・味方ほうがプッシュで負けている場合
バフ⇛ラプター⇛川の入り口にワード⇛ウルフ⇛バフ
このように回りつつ、Topに「Lee Sinと2v2しても勝ち目薄いからTopいかないので、押さないようにして」と言っておきます。
味方Midがプッシュで負けている場合、Midの援助は見込めません。
その為、森の入口にワードをさすことでLeeがこちらに接近する前に察知して、その場から逃げることが第一です。

Evelynnは序盤弱いからMidに負担をかけていると言われることがありますが、そんなのはMidも一緒です。
序盤にプッシュ力のないMidはJungleに負担をかけています。
これは、Evelynnだけではなく序盤から強力はLee Sin、Udyrなども同様です。
序盤はMidとJungleが手を取り合っていかなければいけないことを覚えておいてください。

※赤側スタート時限定ルート※
バフ⇛グロンプ(スマイト)⇛ウルフ⇛ラプター⇛バフ(スマイト)
パワースパイクを迎えるレベル6へラッシュしつつ、カウンタージャングルのタイミングをずらすルートです。
Top側が長い間ノータッチになってしまうためバフを取られる、TopがGankされるリスクがありますが、
何事もなければこれだけでレベル4になれる強力なルートです。
覚えておいて損はないです。
勝つための考え方
■Evelynnの勝ち筋

皆さんご承知だと思いますが、Evelynnの強みはGank性能の高さです。
そこからの最終的な勝ち筋は視界を管理し、浮いている相手を狙いながら有利を広めていくことです。
ある程度Gankを決め、相手Jungleより自分のほうが強くなったのであれば積極的に相手の守りに入りワーディングとキャンプの強奪を繰り返し、敵JunglerとADCの身動きが取れなくなればあとは流れでGGです。


■レベル6前にGankはするべきか

状況による、と言ってしまうとそこまでなのですが、結論としては「別にしなくてもいい」が正解だと考えています。
理由は以下のとおりです。

・単体ダメージしか出ないため、カウンターされたときの2v2が弱い
・キルを取るよりも森を回ったほうが早くレベル6になることができる
・そもそもGank警戒している相手に強引に決めに行く決定力がない


上記理由から、よっぽどの理由(フラッシュ落ちてる、Topがワード無いのにプッシュしてる)がない場合は無理にGankはせず、6になるのを急いだほうがいいです。
幸い、EvelynnにはそれだけのFarm力がありますので。


■レベル6以降何をするべきか

一番に考えるべきなのは"相手に自分の場所がバレない"ことです。
生きているだけで相手にプレッシャーを掛けることが出来るChampなので、生きていることが重要です。

Gankは決めようと思えばいくらでも決めることができます。
Gankをしていないときでも相手に自分の影を匂わせることができるのがEvelynnの強みです。

そして、キルを取ったならばオブジェクトにつなげることを意識してください。
タワー、ドラゴン、なんでも構いません。
キルを取った時にキル分のゴールド以上の価値に繋がるかを考えることが出来るようになれば、自ずとどのレーンに行くべきかが見えてくるはずです。

Assassinの特性上、キルを(意図していなくとも)集めがちです。
その時に、チームに勝ちを分配できることが重要となります。


■集団戦はするべきか

これは賛否が別れるかと思いますが、私はEvelynnは集団戦が弱いとは思っていません。
理由は以下です。
・アサシンであるが、ステルスのお陰で相手のバックラインに触りやすい
・Rを使うことでキルと生存を両立できる
・生存してしまえば、Passiveの回復により再度集団戦に参加できる

以上の理由から、Evelynnは1度の集団戦で2度バックラインをキルする機会があると考えています。
集団戦をせずに、相手のバックラインをAssassinするだけで勝つのがベストですが、集団戦をすること自体が悪手ではないと考えます。


青バフは本当にすべてMidのものなのか

こちらも賛否(主に否)が別れることを重々承知の上で書きますが、私は青バフが必ずしもMidのものであるとは思っていません。
Evelynnは序盤からゲームを動かすことに長けたChampです。
そして、その長所を活かすために青バフを取ることはアリだと考えています。
もちろん、何も言わずに青バフを取り続けてしまうとMidとの仲が悪くなってしまいます。
Jungleにも「2周目の青バフもらってもいいですか?」と言える権利くらいはあるんじゃないかということです。
最後に
以上が私のEvelynnガイドとなります。

Gankの仕方や、Jungleの基本的な動きなどは最低限しか書いておらず、私の考え方をまとめたような記事となってしまいました。
ビルドやプレイなどは他の方やプロのプレイヤーを参考にできますが、考え方は誰かがアウトプットしなければ知ることはできません。

私はAssassinを使うのであれば、味方に呆れられない程度の我儘さがあったほうが勝てると思っています。
そのChampを使う上での考え方などが書かれているビルドは参考になるため、
私の考え方も知ってほしいと思いこのビルドを書かせていただきました。

皆様のEvelynnを使用するときの考え方などをコメントいただけると幸いです。

以上になります。ありがとうございました。


執筆者

LoLしよ平八郎



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