DFM Evi 対 USG apaMEN
S6にタムケンチTOPという看板を背負ってKRチャレになって以来、このS8では色々やりながらもその位置を維持する
LOL界日本人最強との呼び声も高い、というかほとんどの人がまず最初に名前を挙げるであろうEvi。
KRのチャレンジャー帯で世界最強KRのプロとも渡り合い、プールも広くスプリットからタンク、イニシエーターにポケットピックと穴がなく
リフトライバルズでは、後にWorldsで旋風を巻き起こすGAM相手の優勝決定戦、序盤のワニさん、あのリヴァイのリーシンに序盤狙われても
終わってみればほぼ一人で試合を壊した
エビールの7/0/4と
世界に通用すると目される日本人の一人。またこの8.16ではタムケンチTOPの可能性も出てきており
海外での解説でもタムケンチトップといえば、でイーヴァイ選手の名が挙げられるほど。
混沌を極めたS8Summerの「DFMメタ」は終わりつつあるが、「イーヴァイメタ」の風が吹きつつあるなかでの決勝で大注目の人物。
人柄も明るくファンともTwitterで積極的にコミュニケーションを取り、オフィシャルの場では「好青年」を崩さないCerosにかわって
ユーモアあふれる言動でチームやファンを和ませる一面もある。
一方apaMEN、USG側は前回書いたのである程度省くとして、準決勝では実力伯仲と思われるPazに対して
ダメージ的にほぼ倍の数値を叩き出し、LJL有数のレーンの強さを持つPazの圧力に屈せず試合全体への関与に成功。
決勝は「日本代表TOP対リザーブ」の対決ともなっている。
nap、cogcog、Reiyaと、EviPaz以外にもレベルが一気に上がった2018TOPレーンのなかで
Pazに勝ったいま、現状日本最強と目されるEviを抑えるだけでなく、midサポートの戦略を取りがちなUSGで
試合に関与できるか、ダメージを出せるか、というヘヴィーなチャレンジを成功させられるかが優勝のポイントとなると思われる。
選手データをより詳細なこちらから引用して作り直しました
https://lol.gamepedia.com/LJL/2018_Season/Summer_Season/Player_Statistics
Kill Death Assist KDA CS/min KP% GS%
Evi . 3.81 (1) 2.14(2) 4.71(1) 3.98(1) 8.37(2) 55.1%(5) 21.6%(4)
apaMEN 2.37 (4) 2.41(3) 4.30(4) 2.77(4) 8.38(1) 64.3%(1) 21.8%(2)
KDAはEviが前評判に違わずオール1位、特にキルについてはTOPなのに全体でも2位
TOPでキル2位のcogcogが2.8、日本代表ADCのyutorimoyasiが3.4なことからも異常さが伺える。
一方、KPは全体28位と圧倒的に低い。キルが多い、「一方その頃」と各々好きにやるDFMのチームカラーともいえるが
Killが高くKPが低いということは、集団戦より、レーニング、またはスプリット時のキルの多さがこの数値から見えてくる。
試合中盤midで4v4や3v3をやっている一方、botでは1on1が行われていて、なぜか両方DFMが勝っている、というシーンを
ファンの方なら何度も目にしたことがあると思われる。
DFM得意の中盤131になった際にEviにキルを取られて走らせるとインヒビまで貫通、20分前のインヒビ破壊で
「まだ18分でインヒビ破壊ですか・・・これは少しリスクありますねぇ」
「え?いいんじゃないんですか?それはなぜ?」
「20分前に破壊してしまうとスーパーミニオンがレーンをプッシュしてまい、結果経験値差が生まれて、差が埋まってしまうので
良くない側面もあるんですよね、どうなるんでしょうか」
というレボルさんのお話を聞くことになってしまうため、レボルさんの喉のためにもapaMenにはEviを走らせないことが求められる。
Evi使用チャンプ
ナー6回(6-0) フィオラ4回(3-1)カミール3回(3-0) オーン2回(2-0)ダリウス2回(2-0)ケネン、ムンド、エイトロ1回(1--0)ヴラッド1回(0-1)
◎勝率の良さはチームの良さなので置いておくとして、LJLTOPでの登場率5位のGPが0ピックなのが面白いところ。
DFM自体はSummerで1回だけGPピックはあるが、それがあのcerosのmidGPという異常さ。
また、上記のサイトでは2017summerのデータがないものの2017,18含めてEviがGPをピックしたのはわずかに2度
2018springとプレーオフで(0-2)、これをチームカラーと見るかピック幅と見るか。
大事なプレーオフでピックしているため自信がないわけではないだろうが傾向的には警戒は薄めてもよさそう。
フィオラやカミールといったスプリット系にも注意が必要だが、この中ではオーンも注目したい。
オーンはspringで6-0、KDA16.0、Summerでも2-0でKDA21.0と異常値を叩き出している、とにかく死なない。
ただしリフトライバルズ以降はピックされておらず、今回出てくるかも不明。
とにかくどれが出てきても対面のapaMenは苦労を強いられそう。
apaMEN使用チャンプ
ナー10回(5-5) ムンド5回(3-2)オーン4回(2-2) ケネン3回(1-2)スウェイン2回(2-0)ダリウス1回(0-1)GP1回(0-1)
プレーオフ
GP2回(2-0)チョガス(1-0)
◎Springでは6回プレーしたもののSummerでは1回しかピックしていないGP、springでも1回しかピックしていないチョガスを
山場のプレーオフに出し、結果Pazに完勝。ピック幅の広さを見せつけることとなった。
1試合目ではタワーダイブを予見し、セットアップに入った中で、一体だけ前にいる前衛ミニオンを
タワー下からTPすることでミニオンを守りながら相手には警戒させガンクを回避する頭脳プレイ
ゲームへの理解度の高さを見せつけ勝利につなげた。
こうなってくるとメタチャンプ系はどれも得意で出してこれると見ることができるため、全く予想がつかないといえる。
直近のプレーオフで出したGPは前述のEviがめったにピックしないため、データ的にはおそらく取り合いにはならず
取り合いになるとすればナーになりそう。
見どころ
◎何がピックされるか予想のしにくい組み合わせだが、傾向的にはスプリット系を好むEviとタンクが比較的多いapaMEN
Eviが一人で止められない展開になるとほかがフォローのために寄り、結果他レーンが人数有利になって崩されるという
DFM得意の展開に持ち込まれるか、それを防げるかが見どころになる。
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