<MIDレーンだけは絶対に負けない>
は後半スケールするチャンピオンです。不利な対面は数多くいますが、別にMIDレーンを勝つ必要はまったくなく、潰れさえしなければ中盤以降いくらでも影響力を出すことができます。
不利な対面の時やつらい相手の場合、最初の方で防具を積むのもいいでしょう。
例えば
のフラッシュインからのオールインは非常に強力ですが、
を税金だと思って一枚刺しておくだけでキルラインを大幅に狂わせることができます。
などが相手の時も同じことがいえるでしょう。まずい雰囲気を感じたら
で保険をかけておくというのはとても大事な考え方だと思います。そのようなアイテムは別のアイテムに派生させてもいいし、必要がなくなったら売ってしまっても構いません。
潰れさえしなければどうせあとで勝てるようになる対面は数多くいます。一番大事なのは、対面の相手にキルを与えないこと。MIDレーンに来るようなチャンピオンが1キルでも持てば、その後の試合に与える影響力はとんでもないことになるからです。
そしてそれは
本人にもあてはまります。
がレーンフェイズでキルを持てば、そのままスノーボールすることも珍しくありません。MIDレーナーやADCをはじめとしたキャリー陣は誰もキルを持った
のバーストを耐えられないからです。
レーンフェイズを上手くこなして、1キルも持っていない状態の敵のMIDレーナーを中盤以降の集団戦に参加させる。これが理想の状況です。
<味方ガチャゲー>
LOLは性質上、『味方ガチャゲー』と呼ばれることがあります。
ただしそれはその1試合を見た場合の話です。味方が弱ければ負けるし、自分がいくら頑張っても、TOPもBOTも潰れて、JG差もある。そんな時は負けて当然です。
しかし、20試合、30試合という長いスパンで見た場合、不思議なもので徐々に自分の動きによって適正の勝率に安定していきます。
例えば毎回MIDレーンを相手とトントンの状態で終わらせた場合、おそらく勝率は50%付近で落ち着くことになるでしょう。
MIDレーンを毎回勝てば、勝率は60~70%くらいになるかもしれません。
もしもMIDレーンの調子が悪くないのに勝率が安定しないのであれば、レーン戦以降の自分の動きが間違っている可能性があります。そんな場合は『味方が悪い』と決めつけずに冷静に自分のプレイを見直してみてください。
間違っていないまでも、消極的すぎてチャンピオンのポテンシャルを発揮できていない場合もあるかもしれません。
MIDレーナーは火力を出せるポジションですから、多少無理気味に攻めたほうが有効な場合も多いです。
当たれば勝てるタイミングで誰もエンゲージしないのであれば、
は
で強引にエンゲージすることもできます。
自分のチャンピオンの限界を追求し、失敗を恐れずに挑戦しましょう。私もよく失敗しますが、失敗して味方に迷惑をかけ、反省した回数だけ上手くなれると信じています。
<わけのわからんチャンピオンが対面に来た場合>
無理に相手を潰そうと思わないほうがいいです。
相手は自分のことを知っているが、自分は相手のことを全く知らない。ダメージの出し方もキルラインもまったくわからない。相性もわからなければメカニクスもわからない。対策なんて知るわけないし、考えたこともない。相手のスキルのCDもわからない。
そんな場合はセーフプレイを心がけてレーン後の影響力にかけるのはとても大切な考え方です。わけもわからず相手の土俵で戦うのはあまりにも分が悪いからです。
特に
はスケールするのでCSさえとれていればどうせあとでなんとかなります。
<降参申請について>
味方が降参申請を出しても自分だけはNOに入れること。
味方が負けているとき、MIDレーンの対面で不利な相手がきたとき、どんな時でも諦めずに勝ちをもぎ取り、劣勢の試合をひっくり返すからこそレートが上がっていくのだと思います。
逆に言えば、有利な対面が来たときや味方が強いときは勝って当然で、そのような試合で勝利するのはそれほど重要ではないといえるでしょう。
劣勢であっても自分の腕前次第で試合をひっくり返せるロール、それがMIDレーナーです。味方が諦めても自分だけは絶対に諦めないでください。
『諦めないで!』
激流にも流されない岩である
も、きっと諦めることを望んでいません。
なぜ味方の心が折れてしまいやすいのか、自分なりに考えてみたことがあります。
おそらくですが、試合がスタートしたときには、
すでに5人のうち2人はあまりやる気がありません。これは、ゲームのマッチングシステムの仕組みにも原因があるのではないでしょうか。
たとえばどこオプでサポートに飛ばされた人や、ジャングルに飛ばされた人はこの時点でげんなりしています。
もし自分がメインロールをプレイできていたらうまくやれるのに、と悔し涙を流しながらかろうじて指を動かしています。
あまり得意でないロールで1度でも失敗でもしようものなら、その時点で完全に心が折れてしまうのかもしれません。
LOLは最後までなにが起きるかわかりません。
自分だけは最後まで心が折れずに真面目にプレイしましょう。
<メタに振り回されない、使うチャンピオンを絞る>
対面の有利不利のマッチアップについてはデータによって統計が出ており、OPGGをはじめとした色んなサイトで調べることができますが、実際のところあまり勝敗に関係はないと思います。
なぜなら、少なくともMIDレーンにおいては有利不利よりもどれだけそのチャンプを使いこなせるかの方が何倍も大事だからです。
シーズン12、私がはじめてゴールドに到達した当時、シルバー帯のランク戦でも私よりも上手いと思う人はちらほら見かけました。
それも、相性差ではなく中身の問題が大きいと感じました。チャンピオン同士の相性は些細なもので、操作しているプレイヤーが上手ければ勝てますし、下手なら勝てません。
また、メタチャンピオンにこだわりすぎるのは個人的にあまりおすすめしません。
なぜなら近いうちに絶対にナーフされるし、強すぎるチャンピオンはBANされる可能性も高いからです。BANされてしまってはせっかく練習したチャンピオンを使えなくなってしまい、結果的に勝率にも大きな影響が出ます。
逆にオフメタでもあえて人があまり使わないようなチャンピオンを使い込むことで、BANされない、分からん殺しができる、など有利な場面がたくさん出てきます。
一例を挙げると、MIDレーンの
は使い手があまりいないものの、特に低レートではかなり強力なピックだと私は思っています。
なぜなら、ブロンズ、シルバー帯のMIDレーナーはほとんど誰も
のことを知らないので、練習すれば対面の相手がわけもわからないうちにとんでもないバーストを叩き込んで簡単にファーストブラッドを取ることができるからです。
もっといえば、そのときのメタチャンピオンに振り回されているうちはあまり上達は望めないのではないか、と私は考えています。
あなたが色んなチャンピオンを幅広く使える才能の持ち主であれば別かもしれませんが、私が今まで見てきた人の中でも使用するチャンピオンの数を絞っている方が圧倒的にレートが上がるスピードが速いです。習熟度はその時のTeir差や相性差をいとも簡単にひっくり返します。低レートならなおさらのことです。
『上達するためにLOLを勉強するのはあまり意味がない。チャンピオンを勉強することが大切だ』というようなことを私の好きな韓国のプレイヤーであるDopaも言っていました。
それではこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
『さあ、次の修行を始めましょう!』
「MIDレーナーとしての心構え(これが一番大事)」で語られている内容が本当に大切だと思うし、4項目とも、とても共感しました。同じように感じている人がいてくれて嬉しいです。少しでもゲームを諦めたりスロウしてしまうゲームが減っていくといいですよね。
ブロンズ、シルバー帯の人でもやばいときに自分が耐えて味方に任せたり、メンタルを最後まで保ったりするだけでレートが上がっていく人はたくさんいると思います。
特にシルバーの人はみんな普通にゲームが上手いですね。
ちょっとしたことで試合が壊れてしまうのは悲しいので諦めない心すごく大事だと思います!
ながらく放置してしまって申し訳ありません!
参考になったといっていただいてとても嬉しいです。
一緒にタリヤを頑張りましょう。投げる石はいくらでもあります!