ビルドガイド: バード - Bard

バード: 新環境でbardを使う人向けのガイド

執筆者: ノットツ (最終更新日: 2024-03-01 13:30:27)

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バードというチャンプは、パッチ14.4で調整が入り勝率が落ち着きこそしたものの、14.1から14.3までは勝率・使用率共にずっと高いままでした。
この記事ではそれをふまえて、今シーズンのバードがなぜこんなに人気あるのかを考察したり、今強いバードのビルドや立ち回りを解説したりします。

☆このガイドは誰向けか
 バードを使ってみたい人
 なんで今バードが強いのか気になる人

☆このガイドはどんな内容か
 バードが強い環境の考察
 バードにオススメなアイテム
 試合での立ち回り

ルーン

不滅
ガーディアン
生命の泉
ボーンアーマー
気迫
覇道
ゾンビワード
執拗な賞金首狩り
攻撃速度 +10%
アダプティブフォース +9
魔法防御 +8

サモナースペル

スキルオーダー

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ビルド

最終ビルド


最終ビルド

イントロダクション
こんにちは、バードが好きな一般人です。
今シーズンはバードが最高に面白い環境なのでぜひみなさんにもプレイしていただけたらなと思い、記事を書いてみました。

まずはどんな環境でも基本的に変わらないサモスペとスキルとルーンをざっとおさらいして、次に現環境の考察、ビルドの選択例、そしてゲームプレイ中の考え方を紹介します。
サモナースペル

基本はこの2つで良いと思います。イグナイトは最もレーンでのプレッシャーを高められるので持ってるだけでも強いです。

ADCがを持つことが以前よりも増えたので、その場合に心配なときは持ったりします。あんまり持たないです。

基本持ちません。

対面がのように、Ultに強いCCがある場合は選択肢に入ります。通常スキルに強いCCがあるなどが対面のときに持っていってもお守り程度にしかならず、がCDの間ずっとパッシブなレーニングを要求されてしまうので、それならの方がいいです。
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マップに現れる鈴(チャイム)を拾うと、マナが回復して移動速度がアップします。また、5個拾うごとにAA追加効果の様々なステータスが上がります。
バードのゲームプレイにおいて最も楽しく、また巧妙にデザインされているスキルだと思います。


敵を一体まで貫通し、スロウを与える方向指定スキルです。敵ニ体に当たる、もしくは敵一体と壁に当たるとスタンになります。
基本はこのスキルを最初に上げることになります。
実は最長で射程が1400もあります。


拾うと回復し移動速度が上がる設置物を置きます。2スタック。距離関係なくマップに3つまで置けます。
設置してから5秒経つと回復量が最大になります。


誰でも通れるトンネルを出します。味方のみ移動速度が上がります。


当たった敵味方ミニオンモンスタータワーを、を使ったときと同じ状態にします。
このゲームで最も利敵行為になりやすいスキルの可能性が高いです。
ルーン
現在はのどちらかですが、AAで殴りに行ける相手にはが強いです。しっかり回復します。はフック系チャンプが相手のときなどに、1回の戦闘でデスしてしまうのを防ぐことができます。


不滅の場合、は固定で、三段目はお好みになります。は効果がコロコロ変わりすぎてよくわかりませんが、いまは行動妨害を受けると固くなるみたいな感じだった気がします。個人的にはが好き。
サブパスは覇道でです。


栄華はまでは固定で、三段目がで選択だと思います。
サブパスは不滅でです。


シャードについて、パッチ14.3まではAS、割合体力増加、割合体力増加でしたが、14.4からは二段目をアダプティブフォースにしてもいいかなと思います。
バードが強い環境と現環境についての考察
まずバードが強い環境についてです。
これはあくまで個人的な見解でなので「違うよ!」という人もいるとは思いますが、結論から言うとjgの仕事量が多い環境でバードが輝くことが多いです。

jgの仕事量が多いって何?という話ですが、jgの最も大きな仕事として挙げられるのは「エピックモンスターの管理」です。
例えばシーズン14では、最初のヴォイドグラブとドラゴンがゲーム開始から5分で湧き、そこから20分のバロンまでにヴォイドグラブ2回、ヘラルド1回、ドラゴンもおよそ2回という、とんでもないスポーンペースになっています。これを管理しながらモンスター狩ってガンクもしなきゃいけないとか頭おかしくなりますよね。まさに仕事量が多い環境と言えるでしょう。
過去にもドラゴンの湧き時間が早く、かつドラゴンのパワーが強くてjgが本当に大変なパッチがありました(S10だったかな)。その頃もjgは奴隷と呼ばれていました。

こういう環境のときに、midやtopへロームをして各レーンの有利を作ったり、少数戦に寄ってくれるsupがいると、jgが面倒を見なければならない場面が減ります。結果、ファームする余裕ができたりレーンやオブジェクトの有利が取れて勝率が上がります。

そしてそういう動きに向いているsupには、機動力が求められます。すなわちを履くことの多いイニシエート・キャッチ系チャンプ、そして元々移動速度の早いなどですね。

バードはパッシブスキルのおかげでめちゃくちゃ足が早くなり、さらにEのトンネルもあるので、思わぬところからロームをしたり、長い距離を移動するのにとても向いています。というかそういうプレイをするようにデザインされています。
を使うことで、jgを引き連れて壁裏から一緒にガンクできるのは他のチャンプにはない唯一の強みですよね。

以上のことから、バードはマップへの影響力を出すことに長けており、jgが忙しい環境においてそのプレイデザインの強みを最大限引き出せると思います。
裏を返せば、ADCを絶対勝たせないといけない!みたいな環境ではバードはあんまり輝かないということですね。まあここ数年はそういう環境も殆どないですが。

では現環境について考えます。
先程も言った通りjgが忙しい環境なのは確かですが、それともう一つ、アイテムからが消えたのも大きなポイントです。
adcの機動力が抑制されたため、レーンに勝っても敵味方の構成次第ではうまくadcが仕事できない試合が増えたと言えるでしょう。
それに伴って、レーンを勝つことに重きを置いたなどのsupは軒並み苦しい状態です。逆に、強いピール力を持ったなどがいるとadcはかなり動きやすいため、現環境でも存在感がありますね。

もう一つ現環境の重要な点としては、ヴォイドグラブが重要なためにjgがbotサイドに体を置きにくいということが挙げられます。すなわち、序盤の大人数でのタワーダイブの可能性が低いということです。
supが外出している間にタワーダイブされて味方adcが倒されてしまったら元も子もないですよね。あくまでsupなので、レーニングを捨ててロームばかりしていいわけではありません。聞いてるかそこのドブネズミ
そういうわけで、マップをお散歩したいバードにとっては、adcにお留守番していただいている間にタワーダイブされる危険性が低い方が嬉しいのです。


以上のことから、現環境は非常にバードが活躍しやすい環境と言えるんじゃないかと思います。
新アイテムのビルドについて
まずサポートアイテムの完成形ですが、のどちらかです。
14.4での回復量が自身の最大体力割合になりましたが、今のバードの主流はタンクアイテムを積むことが多いのであまり支障はないと思います。相手にすごく固くなりそうなタンクがいる場合は、そうでない場合は基本的にでいいんじゃないかなと思います。
また、14.4のバードへの調整でAPビルドも少しは望めるものになった気がしますが、APアイテムを積む場合は一択かなと思います。もしかしたらもアリかも。

それ以外のアイテムについてですが、バードはそもそもチャイムを拾っていればAPアイテムを積まなくてもダメージがしっかりでるので、ダメージを伸ばすことよりも、長く生存してを多く回すためのビルドをしたほうが集団戦で活躍できます。もちろんを積んだAAのダメージを見るのもめちゃくちゃ楽しいですけどね!


そういうわけで現在はをビルドするのが主流になっています。
相手に育ったapチャンプがいるわけではない場合は、かならずから積みます。安いので完成させやすいのと、存在するだけで敵のASを遅くするという効果が非常に強力なためです。はスタッツこそ強力なものの、supとしてチームに貢献する効果がありません。これを先に積む場合は、しっかりとアグロを引いてタンクの役割をこなすことが重要です。

また、はsupが積むものにしては値段が高く、3つめや4つめに積むのは大変です。バードの特性を活かし、味方adcにべったりではなく、積極的に様々な場所でキルやオブジェクトに絡んでお金を稼ぐことを意識しましょう。

他には、最初にを積む場合もあります。発動効果が非常に強力ですし、安いので最初のアイテムとして最適です。試合の先行きが掴めない場合はとりあえず積んでもいいかなと思います。

そしていかにもバードに合っていそうな……ではなくですが、かなりゴールド効率の悪いアイテムです。一通りのスタッツがもらえると比べても、最初のアイテムとしてはスタッツがかなり心もとない感じがします。
最大スタック時のAAにSlowを付与する効果が近接AAでのみ発動するのもバードとは合いませんし、AAでスタックを消費してしまうので戦闘中に味方の移動速度をあげられないのも難しいところ。
とはいえ、マップ中を駆け回るのには最適なのと、非戦闘時にはついてくる味方の移動速度も上げられるのでと組み合わせた強襲にはもってこいです。しかしそれのために積むほどの魅力があるアイテムかと言われると……微妙だなというのが正直な感想です。

その他のsupアイテムについてはお好みです。adcからが取り上げられた環境において、戦闘中に移動速度を上げる効果があるアイテムはやはり強いので、個人的にはがオススメです。
あとは、パッシブ付きのAAで重傷効果がつくようになるも強いです。メイジが積むにはやや弱いアイテムなので、supが積極的に積んであげるといいかもしれないですね。
残りの選択肢としてはなどになると思います。
はコントロールワードの枠に必ず積みましょう。

最終的なまとめです。
相手がAPとADのバランスが良いチームの場合、基本的には


(を積む場合はここ)

(基本はから)

空きがある場合はなにか好きなアイテム



になるかなと思います。LoLは臨機応変ばかりのゲームなので毎回これを積めばよいというわけではないですが、一つのビルドとして参考になれば嬉しいです。
バードのゲームプレイのコツみたいなもの
バンピック
まず味方adcがのときはバードをピックしないほうがいいです。
はレーンプッシュが本当に遅いんですが、バードは(特に序盤は)AAをミニオンにあまり使いたくないので、プッシュをあまり手伝うことができず、本当に相性が悪いです。を敵に当ててスタンできても、敵ミニオンが多いとのQが通らないので「今の他のadcだったらキルできたのになあ……」なんて思うこともざらにあります。
が隣のときはおとなしく別のチャンピオンを使いましょう。

次に対面です。
バードは大体のsupに対してトントンか有利で進めることができますが、唯一だけはレーンがめちゃくちゃきついです。とはいえ現環境ではこの猫ちゃんはあまり強いとは言えないので、特段苦手意識がない限りはメタのsupをバンするといいかなと思います。
adcでいうと射程やプッシュ力の問題でが最も厳しく、その他ではトレード勝ちしにくいなどが難しく感じるので、(味方のadcのピックも見つつですが)苦手な相手や相性の悪い相手はバンしてもいいかなと思います。

レーニング
レーニングにおけるコツみたいなのをまばらに書いていきます。

バードはチャイムをとると非戦闘時の移動速度が上がるので、なんかと同じく敵のスキルを避けることに長けたチャンプといえます。チャイムによる移動速度上昇を活かして敵に近づき、敵に重要なスキルを打たせて避け、レーンの有利を取りましょう。

バードはAAとQによるショートトレードがかなり強いです。sup同士のAAのトレードでは基本的に負けないので、体の弱い相手には積極的にプレッシャーをかけていきましょう。AAにスロウやAOEが乗るのはチャイムをまあまあ拾ったあとなので、序盤はQを当ててスロウにしてからAAを入れるのがやりやすいです。AAにAOEがついたらミニオンを巻き込んだハラスも強いです。
みたいなヒール力の高い相手に対しては、レベル4でWに振るのもアリだと思います。Qをあげないとプレッシャーが一切なくなるしスタン時間も短いままなので、基本はQを優先してあげます。

バードは味方jgを呼んでEでトライブッシュからレーンにガンクするのがとにかく強いです。味方jgが下側に来たときは積極的に呼びましょう。

は敵のキャッチに使えるだけでなく、拘束時間が長いためピール能力や撤退能力も高いので、フック系チャンプにフラッシュインされて無理やり当たられても後出しでなんとかできたりします。のRのカウンターにもなります。

マクロ
マクロにおけるコツみたいなのをまばらに書いていきます。

バードは序盤からマップ全域に影響を出しやすいチャンプです。相手のbotレーナーが帰っているときなんかには、積極的にmidや相手jgにちょっかいを出しにいきましょう。パッシブのおかげでとにかく足が速いので、相手からするとちょっと姿見えなくなったなーぐらいの時間でロームできます。可能な限り相手midに圧をかけていきましょう。

5分時点のヴォイドグラブ戦闘には積極的に向かうのがオススメです。上半分にも足を運べるのがバードの強みです。

バロン周辺やドラゴン周辺の睨み合いでは、積極的にRでキャッチを狙いましょう。
他のエンチャンターなどと違って強いイニシエート力があるのもバードの強みです。特に30分を越えたあたりからは、デスタイマーが長くなる関係で1キルからオブジェクトに繋げられる可能性が高くなるため、積極的にRでのキャッチを狙っていきましょう。
というか戦闘が始まってからRを使うのはどれだけ慣れていても事故る可能性があって本当に怖いので、イニシエートもしくはディスエンゲージに使うのが一番楽だし強いです。


現環境のバードで最もやってはいけないことは、botレーンにかかりきりになってしまうことです。それがしたいなら別のsupを使うほうが絶対に良いです。どうしてもレーン押されっぱなしになってロームできないのであれば、ちゃんと味方jgを呼び込みましょう。味方jgのガンクルートを作る能力は、他のsupに追随を許しません。

そしてバードを使ううえで最も心がけることは、自分が人数有利を作り出すということです。
ヴォイドグラブではお互いのtopとjgとmidの3v3になるはずだったのに、なぜかsupまでいる!後半のtopレーナーの1v1になぜかsupが手を出しに来ている!などなど……自分の足の速さを活かして、自分たちのロスにならない短い時間で、相手の想像もつかない場面で、人数有利を作ってキルを発生させていきましょう。
おわりに
イントロダクションの段でも書きましたが、今シーズンは本当にバードが面白い環境なのでぜひみなさんにもプレイしていただけたらなと思います。

執筆者

ノットツ

色々やります。バードが好きです。


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